トイレと浴室の換気扇が連動しているタイプを使っているご家庭では、ある日突然「換気扇が止まらない」「どちらか片方しか動かない」「異音がする」など、思わぬトラブルに直面することがあります。特に連動型の場合、トイレ側の不具合が浴室にも影響するなど、単体の故障よりも複雑な問題になりがちです。
さらに、いざ交換を検討しても「連動タイプの換気扇って費用はいくらかかるの?」「ホームセンターや家電量販店に頼める?」「DIYでできるの?」といった不安や疑問が次々に浮かんできます。
本記事では、「トイレと浴室の換気扇が連動している場合の交換費用」をテーマに、以下の3つの観点から詳しく解説します。
- 費用相場と工事内容の内訳
- 故障時にやるべきことと対処法
- 業者に依頼する際のポイントと注意点
また、「トイレ換気扇交換はどこに頼むのが正解?」「ヤマダ電機やエディオンなどの家電量販店とホームセンターの違いは?」といったよくある疑問にも実例ベースでお答えしていきます。
この記事を読めば、無駄な出費や工事ミスを防ぎながら、最適な方法で換気扇を交換・修理する判断ができるようになります。トイレや浴室の不快な換気問題に悩んでいる方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
トイレと浴室の換気扇が連動している場合の交換費用とは?
トイレと浴室の換気扇を連動で交換する場合の費用相場
トイレと浴室の換気扇が連動して動作する仕組みは、1つのスイッチで両方を同時に動かせるため便利ですが、交換時には注意が必要です。なぜなら、片方だけの故障でももう一方も交換対象になるケースが多く、費用が単体の2〜3割増しになることがあるからです。
一般的な連動型換気扇の交換費用は以下の通りです(2024年時点の平均相場):
項目 | 費用目安(税込) |
---|---|
換気扇本体(連動型2台分) | 約15,000〜30,000円 |
取付工事費(標準工事) | 約20,000〜35,000円 |
合計(交換一式) | 約35,000〜65,000円 |
なお、ダクト工事が必要な場合や天井裏の配線が複雑な場合は+1〜2万円程度かかることもあります。築年数が古い家やマンションでは、想定外の追加工事が必要になることもあるため、見積もり時に現地調査をしっかり依頼することが重要です。
連動型換気扇の仕組みとメリット・デメリット
連動型換気扇とは、1つのスイッチまたはセンサーによって複数の換気扇を同時に作動・停止させる仕組みのものです。主にトイレと浴室が隣接している住宅で採用されており、以下のような特徴があります。
メリット:
- スイッチが1つで済むため操作がシンプル
- 使用忘れや換気不足を防げる
- 電気工事が簡易になるケースも
デメリット:
- 片方が壊れた際、もう一方も動かなくなることがある
- 故障時の原因特定が難しいこともある
- 機器代・交換費用が単体式よりやや高め
トイレと浴室を効率的に換気したい家庭にとっては便利な選択肢ですが、将来的なメンテナンス費用や故障リスクも考慮したうえで導入・交換を判断すべき構造です。
マンションと戸建てでのトイレの換気扇交換費用の違い
トイレと浴室の換気扇が連動している物件は、特にマンションに多く見られます。これは配線の省略や工事コストの都合で、設計段階から連動タイプが選ばれているためです。
マンションと戸建ての違いによる費用差は次のとおりです:
- マンション:共用部の影響があるため、管理組合の許可が必要な場合も。天井裏が狭く工事難度が高いことが多く、費用はやや高くなる傾向(+5,000〜10,000円程度)
- 戸建て:比較的作業がしやすく、ダクトや配線も自由に施工可能。費用は標準的で収まることが多い
マンションにお住まいの方は、まず管理規約や専有部・共用部の確認をしてから、交換依頼をするようにしましょう。
トイレ換気扇の取り付け費用や工事内容の内訳について
換気扇の交換費用には、以下のような項目が含まれています。
項目 | 内容 |
---|---|
本体費用 | パナソニック、三菱、東芝などの換気扇価格。通常5,000〜15,000円 |
標準工事費 | 既存機器の取り外し・取り付け・簡単な配線接続(15,000〜25,000円) |
処分費 | 古い換気扇の処分(1,000〜3,000円) |
追加工事費 | ダクトの延長、天井補強、スイッチ交換など(要見積もり) |
特に連動型の場合は、2台分の設置や連携確認が必要なため、工事時間も2〜3時間程度は見込んでおくと安心です。
ホームセンター・ヤマダ電機・エディオンでの費用と特徴比較
家電量販店やホームセンターでも、トイレ・浴室換気扇の交換サービスは提供されています。それぞれの特徴を簡単に比較してみましょう。
店舗 | 費用感 | 特徴 |
---|---|---|
ホームセンター(例:カインズ、コーナン) | 比較的安価(3万円前後) | 店舗で相談→訪問見積もり。DIY対応も充実 |
ヤマダ電機 | 標準的〜やや高め(4〜5万円) | 安心の自社施工体制。詳しくは関連記事参照 |
エディオン | 標準的(3.5〜5万円) | メーカー対応に近い品質。商品選びが楽 |
DIY | 本体代のみ(1万円前後) | 失敗リスク大。電気工事士資格が必要なケースもあるため注意 |
実際にサービスを選ぶ際は、「対応エリア」「工事保証」「撤去費用の有無」なども確認しておくと、後から追加費用に悩まずに済みます。
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トイレと浴室の換気扇が連動しているタイプの故障原因とその対処法を知っておこう!
トイレ浴室換気扇の連動が故障する原因とは?
連動型換気扇が突然作動しなくなる、あるいは一方だけが動かないといったトラブルはよくある相談です。主な故障原因は以下の通りです。
- 換気扇本体の経年劣化:使用年数10年以上でファンモーターの寿命が来ることが多い
- 配線の断線・接触不良:特に連動タイプは配線数が多いため、施工不良や経年劣化で接触不良が起きやすい
- スイッチまたはセンサーの故障:本体ではなく操作側が原因となるケースも
- 片方のファンのみが停止している場合:もう一方の故障に引っ張られる形で動作異常になることも
こうした問題が起きると、「全体の交換が必要か?」「どこが原因かわからない」と戸惑う方が多いため、原因を一つずつ特定するプロセスが重要です。
連動故障が発生したときのチェックポイントと応急処置
突然換気扇が動かなくなったとき、慌てずに以下のようなセルフチェックを行ってみましょう。
- ブレーカー確認:トイレ・浴室の換気扇が共通回路にあるため、ブレーカーが落ちていると全体が止まる可能性があります。
- スイッチ操作の確認:壁スイッチが壊れている、または誤作動していないかを確認(Wスイッチ型は片方だけ切れているケースも)
- 片方だけ回っていない場合:異音やファンの動きがないかを確認し、回転不良なら本体劣化の可能性大
- 異臭・焦げ臭さがある場合:モーターのショートや過熱の危険性があるため、即時ブレーカーを切って業者に相談を
応急処置としては、ブレーカーのオンオフでリセットがかかる場合もありますが、根本的な解決にはなりません。連動タイプは構造が複雑なため、DIY修理は基本的に推奨されません。
修理か交換か?判断基準とそれぞれのメリット・デメリット
「壊れた換気扇、修理で済む?それとも交換?」と迷う方も多いですが、以下の基準を目安にしてください。
状況 | 対応方針 |
---|---|
使用年数が10年を超えている | 交換を推奨(部品供給終了の可能性が高いため) |
片方のファンだけが不具合 | 交換または連動解除も検討 |
スイッチやセンサーの異常 | 部品交換・軽微修理で済む可能性あり |
音が大きい・異臭がする | モーター異常のため交換が確実 |
修理のメリットは短期間で安価に済む点、デメリットは部品が手に入らなかったり再発しやすい点です。
逆に交換は費用はかかりますが、保証が付くことや今後のメンテナンス負担軽減というメリットがあります。長期的視点では早めの交換のほうがコスパが良いケースも多いです。
自分で換気扇を交換する際の注意点と必要工具
「できれば自分で換気扇を交換して、コストを抑えたい」と考える方もいますが、連動タイプの交換はハードルが高いです。
以下のような点を押さえておきましょう。
必要な工具・部材:
- プラスドライバー、マイナスドライバー
- 電工ペンチ、絶縁テープ
- 天井開口用のカッター(交換サイズが異なる場合)
- 新しい換気扇本体(対応型番を要確認)
- 絶縁手袋・脚立など安全装備
注意点:
- 電気工事士資格が必要なケースがある(配線変更・新設含む場合)
- 天井裏のスペースが狭いと配線・固定が困難
- 施工不良による感電や火災リスクあり
- メーカー保証が受けられない場合が多い
そのため、DIYで対応するなら自己責任のもと、かつ資格や技術に自信がある場合に限るべきです。
【内部リンク】
トイレと浴室の換気扇が連動している場合の交換を業者に依頼するときのポイントとおすすめの選び方
工事費込みで依頼できる業者の選び方と比較のコツ
連動型換気扇の交換工事は、通常の換気扇交換よりも複雑で、技術や知識が必要になります。よって、工事費込みで対応してくれる信頼できる業者選びが非常に重要です。
業者を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 連動換気扇の交換実績があるか:公式サイトや口コミで具体的な施工例を確認
- 見積もりに工事費・部材費・処分費が含まれているか:項目を分けて明記している業者が安心
- 電気工事士の資格者が在籍しているか:連動配線に関する作業は資格が必須
- 事前に現地調査があるかどうか:現場を見ずに金額を決める業者は後からトラブルになりやすい
また、費用面だけでなく、口コミやサポート体制も含めて比較しましょう。特に、下請け任せではなく自社施工の業者は対応が丁寧な傾向にあります。
安さだけで選ぶと後悔する?見積もりの落とし穴とは
「とにかく安いところに頼みたい」と思って価格だけで業者を選ぶと、思わぬ落とし穴にハマることもあります。
よくある後悔ポイント:
- 基本料金しか記載されておらず、現地で高額な追加費用を請求される
- 換気扇本体だけの価格で、工事費・撤去費・配線工事が別料金
- 「工事費込み」と書いてあるが、既設とのサイズ違いは別途料金が発生
- 作業後の不具合対応や保証が不十分
そのため、見積もりの際には以下の点を確認しましょう。
チェックポイント | 解説 |
---|---|
工事費に何が含まれているか? | 取り外し・取り付け・配線・処分代など詳細を明記しているか |
万が一サイズが合わなかった場合の対応 | 追加工事費や部材変更対応の可否と費用 |
工事保証・製品保証の有無 | 無償修理・再工事の期間や条件を確認 |
キャンセル規定 | 現地調査後のキャンセルに費用が発生するかどうか |
安さだけでなく、納得できる明細とアフターサポートの有無を重視することが、後悔しない業者選びの基本です。
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逆に、業者の指定ができない、対応エリアに限りがあるといったデメリットもあるため、あくまで比較の一手段として活用するのがベストです。
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