「アラウーノL150とS160、どっちが自分に合っているの?」
パナソニックの人気トイレ「アラウーノ」シリーズの中でも、L150とS160は特に比較されやすい2モデルです。しかし、外観や機能が似ているようでいて、細かい部分には意外と違いがあります。
この記事では、アラウーノL150とS160の違いを中心に、
- 基本性能や価格の比較
- L150のタイプ0・1・2の違い
- 共通機能とそれぞれのメリット・デメリット
- さらに低価格帯の「アラウーノVシリーズ」との違い
まで、購入前に知っておくべきポイントをわかりやすく解説します。
また、「L150とS160、結局どっちがおすすめ?」という疑問にも答えるために、使用環境別のおすすめモデル早見表も用意しました。
リフォーム・新築・買い替え、どのケースにも役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
アラウーノL150とS160の違いとは?基本性能・価格・選び方のポイント
パナソニックの全自動トイレ「アラウーノ」シリーズの中でも、L150とS160はどちらも上位グレードに位置付けられており、見た目や基本仕様が非常に似ています。とはいえ、実際には使い勝手や搭載機能にいくつか明確な違いがあるため、用途や重視するポイントに応じた選び方が大切です。
共通点と異なる部分をざっくり比較
まずは、L150とS160の主な共通点と違いを簡単に整理してみましょう。
【共通点】
- 全自動おそうじ機能(泡洗浄)を搭載
- 有機ガラス系素材で汚れにくい便器
- トリプル汚れガードによる防汚設計
- オート洗浄・オート開閉機能付き
- 節水性能(大4.8L/小3.6L)は同じ
【異なる点】
- L150はナノイーX、オゾン水、温風乾燥など快適機能が充実(※タイプによる差あり)
- S160は基本機能に特化し、価格がやや抑えられている
- L150にはタイプ0・1・2のグレード展開があるが、S160は1グレードのみ
快適機能・節水性・電気代・価格の違いもあわせて整理
両モデルの違いをより具体的に把握するために、以下のような視点でも比較してみましょう。
比較項目 | アラウーノL150(タイプ0) | アラウーノS160 |
---|---|---|
快適機能 | ナノイーX・オゾン水・温風乾燥・LED照明 | 泡洗浄・オート開閉など基本機能に特化 |
節水性能 | 大4.8L/小3.6L(共通) | 大4.8L/小3.6L(共通) |
年間電気代目安 | 約1,900円程度(節電機能あり) | 約4,700円程度 |
本体価格帯 | 約37万〜44万円(タイプによって異なる) | 約30万〜33万円 |
実売価格帯 | 工事費込みで約24〜29万円前後 | 工事費込みで約17〜22万円前後 |
表からも分かる通り、L150は機能充実型で価格はやや高め、S160は必要な機能を絞ったコスパ重視モデルです。どちらが向いているかは、「どの機能を重視するか」によって大きく変わってきます。
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アラウーノL150のタイプ0・1・2の違いを徹底比較
アラウーノL150は、同じ「L150」という名称でもタイプ0・タイプ1・タイプ2の3グレードに分かれており、それぞれに搭載されている機能や価格が異なります。見た目はほぼ同じでも、内部の装備に違いがあるため、選ぶ際はそれぞれの特長をしっかり把握しておくことが重要です。
タイプごとの機能差と価格差
まずは、3タイプの主な違いを一覧で比較してみましょう。
機能/仕様 | タイプ0 | タイプ1 | タイプ2 |
---|---|---|---|
ナノイーX | あり | なし | なし |
オゾン水除菌 | あり | なし | なし |
温風乾燥 | あり | なし | なし |
LED照明(間接照明) | あり | あり | なし |
スマホアプリ連携 | あり | あり | なし |
本体希望小売価格(税込) | 約441,100円 | 約402,600円 | 約369,600円 |
タイプ0はフル装備の最上位モデルで、快適性と衛生性をとことん追求したい方におすすめです。
タイプ1はLED照明とスマホ連携を残しつつ、乾燥機能やオゾン水などを省いた中間モデル。
タイプ2は泡洗浄などの基本機能に絞ったシンプル構成で、価格を抑えたい方に向いています。
どのタイプを選ぶべきか?用途別に解説
それぞれのタイプがどんな人に向いているか、簡単に整理しておきましょう。
- タイプ0がおすすめの人
→ とにかく最新機能を全部使いたい、家族が多く使用頻度が高い、清潔さを重視したい方 - タイプ1がおすすめの人
→ 見た目や雰囲気にこだわりたい、間接照明やアプリ連携を活用したいが、乾燥機能は不要な方 - タイプ2がおすすめの人
→ 最低限の機能で十分、価格重視、賃貸物件や2台目トイレとして検討している方
3タイプは機能的な優劣というより、何に価値を感じるかによって選ぶべきモデルが変わります。予算に余裕があり、長期的に快適性や清潔さを求めるならタイプ0が理想的ですが、コスパを重視するならタイプ2も十分魅力的です。
アラウーノL150・S160に共通するメリットと気をつけたいポイント
アラウーノL150とS160は、シリーズ内でも高性能なモデルに分類されるだけあり、共通して評価の高い機能が多数搭載されています。一方で、「ハイスペックすぎて持て余す」「修理費が心配」といった声もあり、注意点を理解したうえで選ぶことが重要です。
泡洗浄・トリプル汚れガードなどの共通機能
L150とS160のどちらにも共通している機能の中で、とくに利用者から高く評価されているのが「泡洗浄」と「トリプル汚れガード」です。
- 泡洗浄機能
水に洗剤を混ぜた泡で便器内を覆い、使用後の汚れが付きにくく、流れる際も泡が汚れを巻き込んでくれます。ブラシ掃除の頻度が激減すると評判です。 - トリプル汚れガード
はね返り防止・フチの立ち上げ・漏れだれ防止の3つの工夫で、便座周りの汚れを最小限に抑えてくれます。
この2点は、日々の掃除が格段にラクになるという大きなメリットとなっています。
L150特有の便利機能(ナノイーX・LED照明など)
L150のみの機能として注目されているのが、「ナノイーX」や「LED照明(間接照明)」です。
- ナノイーX
パナソニック独自の空気清浄技術で、においの原因菌やウイルスの抑制効果が期待されます。トイレ空間の快適性を重視する人に好評です。 - LED照明(間接照明)
夜中でも目にやさしく、照明のON/OFFを意識せず使える点が魅力。インテリア性も高く、高級感の演出にも一役買っています。
こうした「快適+空間演出」の機能はL150ならではで、トイレをくつろぎ空間と考える人にはぴったりです。
故障リスクや過剰機能への注意点も解説
一方で、L150とS160に共通する注意点もあります。
- 電子部品が多く、故障時の修理費が高額になりがち
- スマート機能や照明など、すべての機能を実際に使わないケースも多い
- 停電時の手動洗浄がやや複雑
これらは、ハイスペックモデルならではの“贅沢な悩み”とも言えますが、必要以上に高機能なモデルを選ぶと、結果的にコストやストレスの原因になってしまうこともあります。
アラウーノVとの違いもチェック!安さ重視派の選び方
アラウーノの中でも価格を重視する方に人気なのが「アラウーノV」シリーズです。L150やS160とは設計思想そのものが異なり、「必要最低限の機能で価格を抑えたい」というニーズにしっかり応えてくれるモデルです。
L150・S160との性能差は?
L150・S160との主な違いは、以下のような点に表れます。
比較項目 | アラウーノL150/S160 | アラウーノV |
---|---|---|
自動洗浄機能 | 泡洗浄あり | 泡洗浄なし(別売で洗剤投入も可) |
自動開閉 | あり(モデルによる) | なし |
素材 | 有機ガラス系 | 有機ガラス系 |
フチなし構造 | あり | あり |
本体価格帯(目安) | 約30万〜40万円台 | 約12万〜18万円台 |
工事費込み実売価格帯 | 約17万〜29万円前後 | 約8万〜14万円前後 |
一番の違いは泡洗浄機能と自動開閉機能の有無です。Vシリーズは必要な基本性能に絞り込みつつ、有機ガラス系素材やフチなし構造など、清掃性を高める仕様はしっかり維持しています。
Vシリーズが向いている人とは?
以下のような方には、アラウーノVが非常におすすめです。
- 「泡洗浄などの自動機能は不要。自分で掃除するから大丈夫」
- 「価格重視。とにかく安く導入したい」
- 「トイレは2台目で、そこまで機能はいらない」
- 「シンプル設計の方が安心感がある」
ただし、快適性や見た目の高級感を求める場合は、L150やS160の方が満足度は高くなります。特に来客用やメインのトイレとして使用する場合は、上位モデルを検討する価値があるでしょう。
このように、Vシリーズはコストパフォーマンスを最重視する人にとって強い味方ですが、選び方を間違えると後悔につながることもあります。次章では、どのモデルが誰に合うかを整理したおすすめ早見表を紹介します。
どのモデルを選ぶべき?使用環境別のおすすめとモデル早見表
アラウーノシリーズは性能も価格も幅広く、選択肢が多いため「結局どれを選べばいいの?」と悩む方も多いはずです。そこでこの章では、重視するポイント別におすすめモデルを整理し、自分に合ったトイレ選びができるようサポートします。
高機能・快適重視派 → L150タイプ0
とにかく最新機能を詰め込んだ「フル装備モデル」を求める方には、アラウーノL150 タイプ0が最適です。
- ナノイーX・オゾン水・温風乾燥・LED照明など快適装備が充実
- トイレ空間を“くつろぎの場所”として整えたい人におすすめ
- 高齢者や小さなお子さんがいる家庭でも安心
価格は高めですが、長期的に使うことを考えれば満足度は非常に高いモデルです。
コスパ重視派 → S160タイプ1・2
必要な機能はしっかり欲しいけれど、価格とのバランスも取りたいという人には、S160シリーズ(またはL150のタイプ2)がぴったり。
- 泡洗浄やオート開閉など、生活に役立つ機能をしっかり搭載
- L150と比べると実売価格が5〜10万円ほど安い
- 清掃性や耐久性も申し分ないレベル
家族向けの新築やリフォームでもよく選ばれているバランス型です。
シンプル機能派 → アラウーノVシリーズ
「自動洗浄や照明はいらない」「コストを抑えたい」なら、アラウーノVシリーズが選択肢に入ります。
- 有機ガラス系素材やフチなし構造はL150・S160と同等
- 洗浄はボタン操作、泡洗浄は非搭載(後付けオプションあり)
- 工事費込みで10万円台前半から導入可能
2台目トイレや、トイレにこだわりすぎたくない方にもおすすめです。
一目で比較できるモデル早見表
重視ポイント | おすすめモデル | 特徴・向いている人 |
---|---|---|
快適性・機能性 | L150タイプ0 | とにかくフル装備。最上位グレードを求める方へ |
バランス重視 | S160 または L150タイプ2 | 必要十分な機能を備えた中堅モデル |
安さ・シンプル設計 | アラウーノVシリーズ | 最低限の機能でOK、価格優先の方におすすめ |
アラウーノL150とS160の違いまとめ|後悔しない選び方のポイント
ここまでアラウーノL150とS160の違いについて、機能や価格、使い勝手の面から詳しく見てきました。最後に、選ぶ前に押さえておくべきポイントと、後悔しないためのモデル選びのコツをまとめます。
比較すべき主要項目の総まとめ
比較項目 | アラウーノL150 | アラウーノS160 |
---|---|---|
タイプ展開 | タイプ0・1・2の3種類 | 1タイプのみ |
ナノイーX | タイプ0のみ搭載 | なし |
温風乾燥・オゾン水 | タイプ0のみ搭載 | なし |
間接照明 | タイプ0・1に搭載 | なし |
泡洗浄機能 | あり | あり |
節水性能 | 同等(大4.8L/小3.6L) | 同等 |
電気代(年間目安) | 約1,900円〜 | 約4,700円前後 |
実売価格帯 | 約24〜29万円(工事費込) | 約17〜22万円(工事費込) |
この比較表からも分かる通り、L150は機能面で優れる分価格も高く、S160は機能を絞ることでコストを抑えたモデルです。
あなたに最適なトイレ選びをするために
選ぶときのポイントは、「自分がどんな使い方をしたいか」を明確にすることです。
- 家族全員が毎日使うメインのトイレで、快適性や清潔性を最優先したいならL150タイプ0がベスト
- 必要な機能を抑えて価格を重視したいなら、S160またはL150タイプ2がおすすめ
- 2台目や予算を抑えたい場合は、アラウーノVシリーズの検討も有効です
トイレは1日に何度も使う設備だからこそ、「なんとなく」で選ばず、自分と家族の生活スタイルに合ったモデルを選ぶことが後悔を防ぐ一番の方法です。
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