TOTOの人気トイレシリーズ「GG」は、スタイリッシュな見た目と高機能性から多くの家庭で選ばれています。しかし、実際には「思ったより流れない」「価格の割に使いづらい」など、購入後に後悔しているという声も少なくありません。
特に「GG1・GG2・GG3・GG800」の違いやネオレストや他社製品との比較、設置条件、停電時の使用可否など、細かい部分まで把握していないと思わぬ落とし穴にハマってしまう可能性があります。
この記事では、TOTO GGのデメリットを中心に評判・価格・機能・仕様の違いまで徹底的に解説します。口コミや公式情報もあわせて、後悔しない選び方のポイントをわかりやすく整理しました。
購入を検討している方はもちろん、今まさにどの機種にするか迷っている方にとっても、判断材料になる内容をまとめています。ぜひ最後までチェックしてみてください。
TOTO GGで後悔しないために|主なデメリットを実際の評判から検証
一見、スタイリッシュで高機能に見えるTOTO GGシリーズですが、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースも少なくありません。特にネット上では、「水の流れが弱い」「ウォシュレットが壊れても全交換になる」などの声が見られます。
ここでは、TOTO GGを検討する上で知っておきたい代表的なデメリットを実際の口コミや製品仕様をもとに整理しました。購入後の後悔を避けるためにも、事前にチェックしておきましょう。
「流れない」と感じる声も?洗浄力に関する実情
TOTO GGに関して最もよく聞かれる不満のひとつが「水がうまく流れない」という声です。特に男性の大便後などでは、一度の洗浄で流しきれず、2度流しが必要になるケースがあるという意見も見受けられます。
これは、GGシリーズに搭載されている「トルネード洗浄」が、従来の強力な水流とは異なり、少量の水で回転しながら流す節水設計であることが背景にあります。結果として水量が物足りなく感じられる場面があるようです。
トルネード洗浄のデメリットとは?構造上の注意点
トルネード洗浄は節水性に優れている一方で、構造的に水が直接便器の奥へ流れるのではなく、内側を渦を巻くように流れるため、「一気に流しきる力」にはやや弱いという側面も。
また、流れ方が静かで緩やかなため、使い慣れていない人からは「本当に流れてるの?」と不安になることもあります。清掃性の面では利点があるものの「一発でしっかり流してほしい」という人には物足りなく感じられるかもしれません。
ウォシュレット一体型のため交換・修理が難しい?
TOTO GGは便器とウォシュレットが一体型になっているため、ウォシュレット部分だけを取り替えることができません。万が一、温水洗浄便座の不具合が起きた場合、部分修理ではなく、上部ユニットごとの交換になることが多く、コストがかさむ原因になります。
さらに、取り替え対応もTOTOの認定業者に限定されることが多く、急なトラブル時に自由に対応できないこともデメリットといえます。
便座サイズが小さめ?体格による不満の声
GGシリーズは全体的にコンパクトな設計で、省スペースなトイレ空間にも収まりやすいというメリットがあります。しかしその分、便座の奥行きがやや短く感じられるという声もあります。
特に体格の大きな人や男性の場合には「前傾姿勢になりやすく落ち着かない」といった意見もあり、長時間座るにはやや窮屈という感想も散見されます。
タンクレス風デザインなのにタンク式?見た目とのギャップ
TOTO GGは一見タンクレスのように見えるスタイリッシュなデザインですが、実際にはタンク式トイレです。そのため、手洗い付きモデルの場合はタンクの存在感がはっきりとわかります。
また、手洗いなしモデルを選んでも、タンクの凹凸が完全に隠れるわけではないため「本物のタンクレストイレ」と比べて見た目に違和感を覚える人もいます。
GG800は高すぎる?価格に対する満足度・コスパの評価
GG800はGGシリーズの中でも最上位機種にあたり、ゆったりとした便座サイズや高機能が魅力です。しかし、価格が30万円を超えるケースも多く、費用対効果に疑問を感じる声も少なくありません。
また、同じ価格帯であればネオレストの廉価モデルや、他メーカーの上位機種とも比較検討できるため、「本当にGG800にする必要があるのか?」と迷う人もいます。
停電時には使えない?TOTO GGの非常時対応
TOTO GGは、手動で操作できる機能(便器洗浄・便ふた・便座開閉)とオート機能(電動開閉・自動洗浄・乾燥などの電力を使った機能)があり、停電時にはオート機能が一部使えなくなります。特に、レバー式の洗浄機能がない機種では、非常用の手動操作が必要になります。
取扱説明書などで事前に確認しておかないと、「停電中にトイレが使えない!」といった事態に直面する可能性も。災害時の備えとして、手動で水を流す方法をあらかじめ知っておくことが重要です。
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TOTO GGを比較・検討するための基礎知識|GG1・GG2・GG3・GG800の違い・設置条件・他社製品との比較
TOTO GGは人気シリーズだけあって、GG1・GG2・GG3・GG800など複数のモデルが存在します。さらに、TOTOの上位モデル「ネオレスト」や他メーカーの製品との比較も重要な検討ポイントです。
また、設置条件(排水タイプやスペース)によっては、希望の機種を選べないこともあるため注意が必要です。ここでは、TOTO GGを選ぶ前に押さえておくべき基礎情報を総まとめで紹介します。
GG1・GG2・GG3・GG800の違いをわかりやすく整理
TOTO GGシリーズは、機能と価格のバランスでモデルが細かく分かれています。以下はそれぞれの特徴です。
- GG1:基本機能を備えたエントリーモデル。オート開閉や自動洗浄なし。
- GG2:GG1に自動洗浄などの便利機能を追加した中位モデル。
- GG3:GG2にオート開閉・リモコン便ふた操作などを追加した上位モデル。
- GG800:手洗い付きで、便器サイズがゆったりしているバリアフリー対応モデル。主に公共施設や高齢者向け住宅に人気。
どのモデルを選ぶかは、「必要な機能」と「トイレ空間の広さ」によって決めるのがおすすめです。
TOTO GGとネオレストの違いとは?機能・価格の差を比較
TOTOの上位機種にあたる「シリーズは、一見似ている部分も多いですが、以下のような違いがあります。
項目 | GGシリーズ | ネオレスト |
---|---|---|
デザイン | タンク式(見た目はタンクレス風) | 完全タンクレス |
価格帯 | 約29~38万円程度 | 約30~50万円以上 |
機能 | オート洗浄/除菌水など | オート洗浄/除菌水+自動除菌・自動ミストなど高機能 |
サイズ | 標準的またはややコンパクト | やや大型で高級感あり |
ネオレストは予算に余裕がある人向けで、「とにかく最上級がほしい」というニーズに合致します。逆に、コスパ重視ならGGシリーズが選ばれやすいです。
LIXILやパナソニック製品との違いと選び方のポイント
TOTO以外にも、LIXILの「プレアス」や、パナソニックの「アラウーノ」など人気のトイレがあります。それぞれ特徴に違いがあるため、以下のような視点で比較するのが効果的です。
- TOTO(GG):きれい除菌水・セフィオンテクトなど清潔重視。
- LIXIL:泡クッション・鉢内除菌など独自の洗浄技術が魅力。
- パナソニック:アラウーノは水ではなく「泡」で洗う構造。清掃性が高く個性的。
素材やデザイン、メンテナンス性などで好みが分かれるので、「毎日使って違和感がないか」という視点で選びましょう。
壁排水タイプに対応しているか確認する方法
TOTO GGは基本的に床排水に対応した設計が主流ですが、一部機種は壁排水モデルも存在します。ただし、販売店や施工業者によっては「壁排水不可」と説明されることもあるため、購入前に必ず確認が必要です。
特にマンションなどで壁排水が採用されている場合は、「GGシリーズの壁排水モデル(排水高さ120mm対応)」であるかをチェックし、事前に型番を施工業者と共有するのが安心です。
GG-J1のサイドカバーとは?見た目と掃除性の影響
「GG-J1」という表記は、TOTO GGシリーズにおける便座横の“サイドカバー”があるモデルを意味する場合があります。これは外観をよりスマートに見せるためのパーツで、掃除のしやすさにも関係します。
ただし、一部では「サイドカバーがあると開けにくい」「ホコリがたまりやすい」という意見もあるため、気になる方は展示品で実物を確認するのがおすすめです。
設置場所(戸建て・マンション)による注意点
TOTO GGシリーズは戸建てでもマンションでも使用できますが、注意したいのはトイレスペースの広さと排水位置です。
- 戸建て: 床排水が標準なので問題なく設置可能なことが多い
- マンション: 壁排水や限られたスペースのケースがあるため、GG800など大きめの便器では設置に制限が出る可能性あり
設置可否の判断は、TOTOの公式図面や設置条件表を元に業者と相談するのが確実です。
TOTO GGの評判・口コミまとめ
TOTO GGシリーズは多機能・高品質で人気が高い一方、実際の使用感には個人差があり、満足している人と後悔している人が分かれています。ここでは、ネット上やレビューサイト、施工業者の声などを参考にTOTO GGの代表的な評判をまとめました。
購入前に「本当に自分に合うかどうか」を見極める材料として活用してください。
TOTO GG1・GG800の評判|満足度と後悔の声
まず、ベーシックモデルの「GG1」とハイグレードな「GG800」について、それぞれの評価を見てみましょう。
TOTO GG1の良い評判
- シンプルな機能で価格も抑えめ。最低限のウォシュレット機能が使えれば十分という人には最適。
- 操作がわかりやすく、年配の家族にも好評。
TOTO GG1の悪い評判
- 自動洗浄やオート開閉がないのが不便。
- デザインがチープに感じるという声も一部あり。
TOTO GG800の良い評判
- 手洗い付きでもスタイリッシュなデザイン。
- 広めの便座で座り心地がよく、バリアフリー用途にも◎。
- 高級機種らしい安定感がある。
TOTO GG800の悪い評判
- 価格が高い(30万円超え)。
- 同じ価格帯ならネオレストも検討できるのでは?という声も。
- 設置にスペースが必要なので、狭いトイレには不向き。
きれい除菌水の効果は?実際の使いやすさと評価
TOTOの独自機能「きれい除菌水」は、使用後に便器やノズルを自動洗浄する仕組みで、GGシリーズにも搭載されています。これにより清潔を保ちやすいのが大きな特徴ですが、実際の評価には賛否があります。
良い評価
- トイレ掃除の回数が減った。
- 臭いがつきにくくなった気がする。
- 見えない部分まで洗ってくれる安心感がある。
気になる評価
- 効果が「見えない」ので実感しにくい。
- 水の消費量が若干増えるのでは?という不安。
- ノズルの自動洗浄だけで汚れが完全に防げるわけではない。
また、きれい除菌水は銀イオンなどを含まない「水のみ」で生成される微酸性水のため、除菌といっても消毒薬のような強さはないということも認識しておくと良いでしょう。
TOTO GGのメリットと満足度が高い機能
これまでTOTO GGのデメリットや評判を紹介してきましたが、もちろんメリットや高評価されている機能も多くあります。特に、日々の掃除や節水性能、清潔さに関する工夫はTOTOならではの技術です。
ここでは、TOTO GGを選んでよかったと感じる理由や、満足度の高いポイントを紹介します。
節水性能・エコ機能の効果
TOTO GGシリーズには、超節水型の「トルネード洗浄」が搭載されており、従来型のトイレに比べて年間の水道代が大きく下がるというメリットがあります。
例えば、従来型の洗浄では大洗浄で13L、小洗浄で8Lの水を使っていたのに対し、GGシリーズでは大4.8L/小3.6L程度の水量で洗浄可能です。
さらに、エコ機能として
- 「おまかせ節電」(学習機能付きで、よく使う時間帯だけ加温)
- 「タイマー節電」(あらかじめ指定した時間帯に節電)
などもあり、日常的にかかる光熱費の節約にもつながります。
お掃除リフト・フチなし形状・セフィオンテクトの実力
TOTO GGの「お掃除のしやすさ」も大きなメリットです。
- お掃除リフト機能により、便座と便器のすき間を持ち上げて掃除できる
- フチなし形状で、便器のフチ裏に汚れがたまりにくい
- セフィオンテクト加工で、表面がツルツル&汚れが付着しにくい
これらの機能は「清掃のしやすさ」において非常に高評価されており、「掃除の手間が減った」「見た目がきれいな状態を保ちやすい」といった口コミも多く見られます。
きれい除菌水で清潔を保つ仕組み
TOTO独自の「きれい除菌水」は、便器やノズルを自動で除菌・洗浄する機能です。水道水を電気分解して微酸性水を生成することで、薬剤などを使わずに清潔を維持できます。
主な特徴としては
- 使用前後に便器を自動でミスト洗浄
- ノズルも自動で除菌
- 水だけを使用するため安全性が高い
目に見えて大きな効果があるわけではないものの、「安心感がある」「掃除の頻度が減った」といった実用的なメリットがあります。
TOTO GGはどんな人におすすめ?再検討すべきケースも紹介
TOTO GGは高機能で人気のあるトイレシリーズですが、すべての人にとってベストな選択とは限りません。設置スペースや求める機能、価格帯によっては他の選択肢のほうが適している場合もあります。
ここでは、TOTO GGをおすすめできる人・そうでない人の特徴を整理し、後悔しないための判断ポイントを紹介します。
TOTO GGが向いている人の特徴
以下に当てはまる方には、TOTO GGシリーズはとてもおすすめできます。
- 掃除のしやすさを重視したい人
→ フチなし形状・セフィオンテクト・お掃除リフトなどが日々の清掃を大幅に軽減してくれます。 - 除菌や清潔性を求める人
→ きれい除菌水やノズル自動洗浄機能で、常に衛生的な状態を保ちやすくなります。 - 見た目にこだわりたい人
→ タンクレス風のデザインやホワイトを基調としたシンプルなフォルムは、モダンなトイレ空間にぴったりです。 - 節水・節電機能を求める人
→ トルネード洗浄や学習型節電機能で、水道代・電気代の節約に貢献します。 - TOTOブランドへの信頼感がある人
→ 国内シェアNo.1のトイレメーカーという安心感があります。
後悔しやすいのはこんな人?別の選択肢を考えたいケース
一方、以下のような条件に当てはまる場合は、TOTO GG以外の製品を検討した方がよいかもしれません。
- ウォシュレットだけを交換したい人
→ GGは一体型のため、便座部分だけの交換ができません。将来的なメンテナンス性を考えると、別体型(ピュアレスト+アプリコットなど)の方が柔軟です。 - 停電時の使用を重視する人
→ 電動式の操作が主体のため、停電時には不便を感じる可能性があります。手動レバーがある製品の方が安心です。 - 狭いトイレ空間を最大限活用したい人
→ GG800は特に奥行きが大きく、設置スペースに制限があると難しいことも。 - とにかく安く抑えたい人
→ GGシリーズは全体的に中価格~高価格帯のため、コスパ重視ならLIXILやパナソニックのミドルレンジ製品も選択肢になります。
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